10CD
モーツァルト:
交響曲全集
(全46曲)
カール・ベーム指揮
ベルリン・フィル BPO
★オリジナル・イメージ・ビット・プロセッシング(OIBP)リマスター盤
ベームの芸術を語るうえでこのモーツァルト演奏は抜きにして語れない。60年代ベルリンpoとともに成したこの全集は、ベームのみならずモーツァルトの演奏史にも重要な影を落としている。いわば現代的解釈の頂点といっても過言ではない。ベームはこのモーツァルト体験を通化して、彼独自のワーグナー演奏を確立したのは衆知の通り。生彩にあふれ、含蓄に富んだ極上の演奏。不朽の名盤だ。
1959年から1968年にかけて、ベルリン・フィルを起用してセッション録音された大定盤。オーストリア音楽総監督でもあったベームのモーツァルト作品への情熱が伝わるモダン楽器オケ演奏で、初期作品を含む全46曲という収録作品数も当時としては画期的。録音完成から40年以上を経た今もなお、モーツァルト交響曲全集屈指のアイテムとして君臨し続けるベストセラー盤です。
独墺系の伝統ともいうべき大柄で堅固なスタイルによるモーツァルト演奏は、意外なことに初期作品でも効果的で、モーツァルト幼少期の素朴な音楽がシンフォニックに響くあたりは独自の魅力を伴って印象深いものがあります。一方、ベームが生涯に渡って得意としていた後期六大交響曲などはやはり見事な出来映えで、第41番『ジュピター』では、晩年のウィーン・フィル盤では聴かれない灼熱するフィナーレが実に魅力的な仕上がりとなっています。
CD1
1.交響曲 第1番 変ホ長調 K.16
2.交響曲 第4番 ニ長調 K.19
3.交響曲 第5番 変ロ長調 K.22
4.交響曲 ヘ長調 K.76(42a)
5.交響曲 第6番 ヘ長調 K.43
6.交響曲 第7番 ニ長調 K.45
7.交響曲 ト長調 K.Anh.221(45a) 『旧ランバッハ』
CD2
1.交響曲 ト長調 『新ランバッハ』
2.交響曲 変ロ長調 K.Anh.214(45b)
3.交響曲 第8番 ニ長調 K.48
4.交響曲 第9番 ハ長調 K.73(75a)
5.交響曲 第10番 ト長調 K.74
6.交響曲 ニ長調 K.81(73l)
CD3
1.交響曲 第11番 ニ長調K.84(73q)
2.交響曲 ニ長調 K.95(73n)
3.交響曲 ニ長調 K.97(73m)
4.交響曲 ヘ長調 K.75
5.交響曲 第12番 ト長調K.110(75b)
6.交響曲 ハ長調 K.96(111b)
CD4
1.交響曲 第13番 ヘ長調 K.112
2.交響曲 第14番 イ長調 K.114
3.交響曲 第15番 ト長調 K.124
4.交響曲 第16番 ハ長調 K.128
5.交響曲 第18番 ヘ長調 K.130
CD5
1.交響曲 第17番 ト長調 K.129
2.交響曲 第19番 変ホ長調 K.132
3.交響曲 第20番 ニ長調 K.133
4.交響曲 第21番 イ長調 K.134
CD6
1.交響曲 第22番 ハ長調 K.162
2.交響曲 第23番 ニ長調 K.181(162b)
3.交響曲 第24番 変ロ長調 K.182(173dA)
4.交響曲 第25番 ト短調 K.183(173dB)
5.交響曲 第27番 ト長調 K.199(161b)
CD7
1.交響曲 第26番 変ホ長調 K.184(161a)
2.交響曲 第28番 ハ長調 K.200(189k)
3.交響曲 第29番 イ長調 K.201(186a)
4.交響曲 第30番 ニ長調 K.202(186b)
CD8
1.交響曲 第31番 ニ長調 K.297(300a) 『パリ』
2.交響曲 第32番 ト長調 K.318
3.交響曲 第33番 変ロ長調 K.319
4.交響曲 第34番 ハ長調 K.338
CD9
1.交響曲 第35番 ニ長調 K.385 『ハフナー』
2.交響曲 第36番 ハ長調 K.425 『リンツ』
3.交響曲 第38番 ニ長調 K.504 『プラハ』
CD10
1.交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
2.交響曲 第40番 ト短調 K.550
3.交響曲 第41番 ハ長調 K.551 『ジュピター』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム(指揮)
録音:1960年代(ステレオ)
ドイツ・プレス盤
コンディション良好。
※プラケースの片方の背部分に若干の退色が見られます。
発送は、レターパックプラスを予定しています。
土日祝日は休業とさせていただいております。