ビノテクノ製のBINO-BLANCA102SEDです。
鏡筒は笠井トレーディングさんから発売されているBLANCA-102SEDなのですが、ビノテクノさんから購入したので純正の鏡筒バンドやファインダー台座などは付いていません。
ビノテクノさんのEZM正立ミラーは標準的なアルミメッキ+増反射コートになります。
ビノテクノさんの双眼望遠鏡の特徴としては、目幅調整がEMSのように正立ミラーで行うのではなく、クレードルと呼ばれる鏡筒連結部で右側の鏡筒を平行にスライドさせてする方式です。この方式が極めてスムーズに正確に動くので大変目幅調整がしやすくなっています。
双眼望遠鏡で天体を見ていると、単眼とは違い目が疲れないのでずっと見ていられるという利点があります。また双眼の効果としてなぜか立体的に見え同じ見かけ視界のアイピースを使っても単眼の時よりも倍率が高く広視野に見えます。
特に月を見たときに臨場感は凄いものがあると感じました。
傷などとしては、
1 左側の鏡筒のフードに一カ所傷が入ったので、タッチアップしてあります。
2 右側の鏡筒のドローチューブに、ファインダー台座を取り付けたときのネジが当たった跡が付いています。
3 クレードルの裏側に少し傷が入っています。
4 アリガタにアリミゾに付けたときにできた傷がアリガタの端の方についています。画像では一カ所しかないですが、左右両端についています。
5 鏡筒を一時日が当たるところに置いてあったので、アルマイトが少し退色して茶色かかったところがあります。
6 対物レンズに夜露によるシミが付いています。
付属品は画像に載っている物がすべてです。レンズキャップなどは対物、接眼部ともにあります。ビノテクノさんが出している取扱説明書もあります。
おまけとして、左右のEZMの平行を出す自作治具をお付けします。手持ちの使いまわしのアルミプレートを使っているので余分な穴とかが開いていますが、使用には問題ありません。使い方としては、接眼部の回転装置のロックを緩めて、治具が接眼部に入るように目幅調整をし、画像のように左右のEZMに治具が根元までしっかりと入ったところで回転装置のロックをすれば調整完了です。ビノテクノさんからはオプションとして目幅まで調整できる治具が出ていますが、値段が高かったので簡易的なのを自作しました。
鏡筒自体は重量が1本3.3kgですが、双眼望遠鏡としての重量は10.8kgになります。また、アリガタが横向きについていますので、アリミゾが横向きについている経緯台に載せるのが無難だと思います。私はAzマウントProに載せて使っていました。
発送は140サイズになります。